「眼精疲労による結膜炎って、眼医者さんには言われました。炎症を抑える目薬をもらいました」
あるお客様の言葉です。
時々、疲れがたまってくると目がむずむずして、うっかり掻くとあっという間に左目が真っ赤に充血してしまうそうです。
そのお客様の主訴は肩こりで、目の充血自体はそれほど気にもとめていらっしゃいませんでした。
私も「そうなんですね~」とその件はメモをとり、オーダーメイド全身調整の施術に入りました
お客様の体を見ていくと、左の側頭部、特に耳の後ろあたりにつまりがあります。
それをほどくと、今度は額にある髪の生え際あたりにも拘縮が出てきました。
それをじっくりほどいていると
「ホットタオルを目にあててるような…とにかく目がすごくあたたかいです」
と、お客様がおっしゃいます。
私はここで、はたと気が付きました。
目の充血は、目に多く血がいっているのではなく、血管が通りづらくなってて、圧力がかかって起きるのか!
ここでいう充血は、ウイルス性の結膜炎等は除きます。
いわゆる、眼精疲労の為に起こっていると思われる充血です。
唐突ですが、ここで、お花に水をあげるホースを想像して下さい。
なにも障害物がなく排水できていれば、ホースは一定の圧力のままです。
では、そのホースの途中を踏んでみます。
ホースはどうなるでしょうか?
踏まれたところ周辺がパンパンにふくらみ、排水されずらく、強い圧力がかかった状態になります。
この原理が、眼精疲労の充血にもはたらいています。
頭部や額、目の周辺の筋肉のこわばりや皮下組織のつまりは、血管というホースを踏んでいる足(障害物)です。
ぱっと見た感じ、目の充血は目に沢山の血が送りこまれて赤くなっているような感じがしますが、実際は反対で、送りこもうとしている血液の通りが障害物によって悪くなってしまい、血管に圧力がかかってしまっている為、赤く見えるのです。
このお客様の場合は、側頭部と額のつまりから目の血管に圧力がかかり、充血が起こりやすい状態になっていたのです。
決して、目が悪いから充血していた訳ではないのです。
実際、この側頭部と額のつまりをほどいた施術後は、日頃の仕事量(PC作業が多い)が同じなのに、目の充血はなくなったそうです。
もちろん、主訴であった肩こりも回を重ねるごとに改善されています。
このように、肩こり、目の充血、という一見関係ないように見える症状が、芋づる式に良くなるのも、オーダーメイド全身調整の良いところです。
目だから目周りの施術、肩こりだから肩や首の施術、ではなく、体は全部つながっている1つのものとして見る愉和法の整体ならではの嬉しさです。
ちなみに、目の奥の痛みだと、足の指のこわばりから起きていることもあります。
遠く離れているようでも、体は全て関連し合っているのです。
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