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灯りをともす

Cosmosは北側の道路に面している為、日当たりは悪いのだが、夏は涼しく、店内のものが日焼けしない。

そして、北欧雑貨との相性が非常に良い。

個人的にも北欧雑貨の色合いや、木のぬくもりが感じられるものが好きなので、これからもどんどん取り入れていく予定だ。

 

今回の雑貨の新入りさんは、キャンドルフォルダー。

スウェーデンのサガフォルム社の、オーク材の台座に手吹きガラスのドームがついている、とてもシンプルなもの。

シンプルだからこそ、灯火の美しさが映える、良いデザインだと思う。

 

 

昨日はうれしいことがあった。

 

寝返りをうつのもつらく、痛みで睡眠が十分にとられないほどの腰痛をお持ちの初めてのお客様がいらっしゃった。

いつも通り身体を丁寧に観察し、手の指と足の指から腰痛の原因となっている筋肉のかたさをほどく。

 

施術後、「腰が軽い!痛くない!」と喜んで頂けて、それ自体もお役に立てて嬉しいことだし、それがお仕事なので当然なのではあるが、その後のお客様のお話で、

「仕事もあるし、家ではご飯も作らなくちゃいけないし、それなのに本当に痛くて辛くて…

藁にもすがる思いで今日は来たんです。本当に来れて良かった」

とおっしゃって下さった。

 

そうなのだ、私も家庭を切り盛りしているからそのお気持ちはよーーく分かる。

 

仕事も家庭もある女性は自分の身体を後回しにしがちで、身体が辛く痛い時でさえ、仕事や家庭が立ち行かなくなることを心配する。

特にお母さん業がある場合は、自分のことよりもまずは子ども優先だし、お母さんは家族の太陽なのだ。

 

女性の身体のつらさをとってあげられることは、そのご家族の灯りをともすこと。

そんなことが再認識された日だった。