3月のMagashi部さん出張整体が無事に終わりました。
今回は新型ウィルスの影響で、ブログで1回告知したきり全く宣伝できませんでしたので、このまま流れてしまうかなぁ~と危惧していました。
ところが、1回施術を受けて下さったMagashi部管理人の関根さんが「また施術を受けたい」とおっしゃって下さり、しかも関根さんのお母様もご紹介下さり、ありがたいことに定員2名が埋まりました。
さてさて、最近整体の施術をしていて強く思うのは、この施術の場は本当に一期一会だな、ということです。
愉和法の整体は、施術者側が一方的に身体に奉仕するものではありません。
ましてや、何か意図をもって力で身体を矯正するものではありません。
その場所と、施術者と、受け手が共鳴することで、自発的に身体が変化していくものです。
身体の変化は受け手側だけではなく、施術者側にも起こっています。
施術をしている時、私自身も身体がふっとゆるんだり、すーっと鼻が通ったり、視界が開けたりするのです。
これはやはり、今、この場所で、存在している両者の交感があるから起こることでしょう。
今回と同じ施術はもう2度と繰り返されることはありません。
同じ場所のようであっても違う場所、同じ両者であっても、もう同じ身体ではない(何故なら身体はずっと変動している)からです。
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感情を爆発させるようなこと、派手なこと、営業トークをすることが苦手で、1度に複数のことを同時進行できない私。
施術中はほとんど話さず、地味なように見えて1回1回が真剣勝負、そしてそれをこつこつと続けていく…これはありがたいライフワークになりそうです。
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そしてあともう1つ、これは1年くらい前から感じていること。
土に触れている方は、身体の反応が素直で、ご自身での体感の変化も大きいです。
群馬という土地柄でしょうか、農家さんなど土に触れる方のお身体を施術させて頂くことがあります。
ご来店の際は腰痛で歩き方がぎくしゃくしている方が、驚くほどすっと歩けるようになったり、ご高齢で筋肉の可動も落ちていて腰や指などの変形がある方でも、「身体が変わった!楽になった!」という驚きと嬉しさが混じったご感想を頂いたりしたのは、農家さんやご自身で庭や畑をしている方でした。
もちろん、農家さんでなくても、その場で良い反応や嬉しいご体感がある方がほとんどです。
でも、なんというか、土に触れている方は身体の変化がストレートで速い印象があるのです。
今回の出張整体でお身体を見せて頂いたお母様も年齢はもう80歳とおっしゃっていたかなあ。
今まで見たお客様で一番ご高齢だったかもしれません。
痛んでいた右肘が、施術後は左肘と遜色なく動かせるようになり、曲がりやすい腰がすっと軸が通ったようになり、立ちやすくなりました。
そして、やっぱりその方はご自身で畑をされていました。
日々、土や農作物と話している方の身体は、感応する素地みたいなものが整っているのかもしれません。
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