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マスクこわばりにご用心

令和の時代に布マスクを作ることになろうとは…
令和の時代に布マスクを作ることになろうとは…

 

新型のアレに気をつけなくちゃ!と気を張って、人混みを避け、東京へ行く予定をキャンセルしたり、手指衛生に気を付けたりしていたのに、扁桃腺炎による高熱に倒れておりました…orz

 

 

もう完全復活しましたし、人にうつるウイルス性のものではなかったので良かったのですが、38~40度の高熱が続くこと5日。

 

インフルだろうが、新型のアレだろうが、扁桃腺炎だろうが、なってしまえば乗り切るしかありません。

 

身体の力を信じて、水分をとって、ベッドの船に揺られていれば、いつかは光が射してきます。

 

回復してしまえばウソのよう、それでも「健康が大事ってばあちゃん言ってたのはホントだな」と肝に刻まれ、こうして私も「健康は大事よ~」というおばちゃんになっていくのであります。

 

 

ところで、話は変わりますが、全身調整でお身体を見させて頂くお客様に最近増えたかな?と思われる共通の身体のこわばりがあります。

 

 

それは、耳周囲のこわばりです。

 

この時期だから仕方のないことなのですが、マスク着用時の紐の圧迫によるものではないかなあと思っています。

 

 

身体って割と簡単なことで、こわばりを作ります。

 

例えば突き指、打撲など強い衝撃を受けたところ。

 

きつい指輪、いつも同じように髪を縛る、肩掛けかばんをいつも同じ肩にひっかける、合わない(きつい)眼鏡のつるなど、同じ部分を長い時間圧迫しているところ、などです。

 

上記のような場所が身体のこわばりとなり、そこに向かってつながっている筋膜が引っ張られていきます。

 

 

今回のマスクこわばりの分かりやすい例として、先日いらして頂いたお客様、Tさんの例を挙げておきます。

 

Tさんは、その日の気になる症状として、左あごの違和感、痛みをおっしゃっていました。

また、肩は右と比べてみると上に吊られているかのように左肩が上がっていました。

 

 

早速お身体を見ると、左耳たぶ裏にこわばりがあります。

 

このこわばりをゆるめるように、耳周囲の空気に触れるような感じで手を当てていきます。

 

しばらくして、「どうですか?」とTさんに体感を伺うと「痛みのある、ちょうどそこ!っていうあごのポイントが温かくなって、ゆるんできます~」とのご回答。

 

やはり左あごの痛みの原因は、耳たぶ裏のこわばりに向かって口周りの筋肉が引っ張られていたことだったようです。

 

同じく耳たぶ裏のこわばりを起点に、肩関節や肘関節なども調整しました。

 

また、左頭部と身体の右側も調整して立って頂くと、左右の肩の高さは揃い、身体に1本軸が通った綺麗な姿勢になりました。

 

 

施術後お話を伺うと、Tさんは接客業という職業柄、今は1日中マスクをしていないといけない、とのこと。

 

そんな方が今時期はきっと増えているのでしょうね、とお話されてました。

 

 

私は耳周囲への優しいマッサージと耳たぶ回しのセルフケアをTさんへお教えしました。

 

やり方はとっても簡単。

 

耳たぶ裏の皮膚に優しく指をあてて、後ろ側に引っ張るよう回転させながらマッサージします。

耳たぶは上、横、下と引っ張ったあと、こちらも後ろ方向へ優しく回します。

 

回数はご自由に、気持ちの良い範囲で、優しくゆっくりと行って下さい。

 

マスクこわばり防止だけでなく、小顔ケアや肩こり防止にもなる耳たぶへのアプローチです。

 

また、可能な時は、マスクからご自身を解放しましょう。

 

新しい酸素をたくさん取り込んで、マスク着用時は動かさない口を大きく動かしてみると、良い気分転換になると思います。