1か月前くらいにある方とメールのやりとりをしていて、「全ての答えは自分の中にある。とにかく内省・内観してみなさい」とのメッセージを頂き、ことある毎にそのメッセージを意識してみている。
タイミング的にはステイホームが推奨されており、内省・内観するにはおあつらえ向きのタイミングであった。
自分の内側に目を向けようとすると、今までいかにどうでも良いこと、そんなに本当には望んでいなかったことを、外側から埋めようとしていたのかを思い知る。
ちょっと美味しい外食、ちょっと珍しい遠出、わざわざ情報をつかまえにいくことにエネルギーを費やし、それを達成できることに満足している、ふりをしていた。
でも確かに、心の奥底ではいつも疲弊や虚ろな気持ちがしていた。
「これじゃない感じ」、「ごまかしている感じ」、「際限の無いものへの徒労感と軽い絶望」に触れそうになっては、蓋をしてきたような気がする。
外出もほとんどせず、仕事もほとんど休止状態になってまずしたことは、家の庭の整備だった。
子どもの日光浴もかねて、外遊びをさせている傍ら、黙々と草をむしり、土をかき回し、新しい苗を植える。
集中してやると、素晴らしくよく捗る。
ハーブ数種類、ブラックベリーやパッションフルーツ、茄子とモロヘイヤが庭に仲間入りを果たした。
毎日の水やり、ブルーベリーの人工授粉、レモンバームの若葉でハーブティーを淹れること…知らなかった足元の世界はささやかだけれど、心が豊かになる瞬間が多い。
そんな中、お家にお招きしていた「ツムリ先生」ことカタツムリが、虫カゴの土の中に卵を産んだ。
調べてみたところ、カタツムリは雌雄同体(しゆうどうたい)といって、1匹の中に両性の働きを持っているらしい。
家にお招きする前に他のカタツムリと交尾を果たしていたのかもしれないし、自家受精できる個体もいるそうなのでその可能性もある。
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以下、カタツムリや卵の写真が出てきます。
苦手な方はそっと、引き返して下さい。
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専用のケースにそうっと移動した卵。
直径2~3ミリ程度で、白く半透明でツヤツヤしている。
1週間後にはなんと2回目の産卵!
1度目より卵の数は少ないけれど、こちらも専用ケースにそうっと移動した。
ツムリ先生はあまり物怖じしない性格で、手の上でもぐいぐいと進む。
4本の触覚を伸ばして、にょーんとしてる時が可愛い。
カタツムリを愛でていると、なにやら残念な顔をした毛むくじゃらが1匹たたずんでいる。
こちらは息子によって、ブロックのお家をあてがわれた愛犬イブちゃん。
気乗りしなくても、4歳児の遊びに付き合ってくれる。
こんな感じで自分を中心に半径3メートルくらいが充実していたステイホーム期間は、後から振り返った時に色々な意味で特別な思い出となるのであろう。
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さあ、ゴールデンウイークが明けました。
群馬県では多くの方の努力が功を奏し、新型コロナウィルスの感染拡大が収束しているように感じます。
このまま行けば、今月末から営業再開ができそうです!
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