木の実とゴールド、赤でキャンドル立てを作りました。
もう私の気持ちは12月に向かっているようです。
生まれ月の12月。
空気が冷たく澄んで、街がクリスマスと年末でにぎやか、人が少し浮足立っていている雰囲気に、例年ならば心躍ります。
今年は一体どんな年末になるのでしょうね。
小さくても温かな幸せが感じられる年末にできるよう、今できることをやっていきたいと思っています。
話は変わりますが、冬に限らず、Cosmosの店内では1年中キャンドルを灯しています。
お客様へのおもてなしの意味もありますが、火を灯すこと、小さな灯火を見ることが施術前のルーティンなのです。
火は常に小さく揺れて、燃え動いています。
もう同じ火は二度と見れないし、時間はただ静かに流れ、移ろっていく。
これは、命や身体も同じことだなぁと。
そんなことを再確認したり、気持ちを落ち着けたり、短いけれど大切にしている施術前の時間です。
そう、そして、命や身体と切り離せないのが呼吸ですね。
呼吸、と言えば『鬼滅の刃』が日本中を席巻する大ブームとなっています。
流行りものが苦手な私も、珍しく今回はアニメを録画したり、コミックをkindleに入れたりと、ハマっております。
『鬼滅の刃』が老若男女(女性の支持も本当に多いらしい)に人気な理由が様々に考察されているレポートが散見されますが、身体を見ることを生業としている私からすると、やはりキャラクターが使う【呼吸】が一要因になっているのではないかなあと思います。
今までは、キャラクターが技を出す時は、実生活にはあまり関係ない呪文を唱えるというのが一般的でした。
「か~め~は~め~波ーーー!!!」とか。
「ムーン・ティアラ・アクショーーーン!!!」とか。
これらの呪文を唱えて本当に技が出ると信じていたのです、30代~40代の私たちが子どもだった頃(笑)
しかし、『鬼滅の刃』で主要キャラクターが技を出す時は
水の呼吸
炎の呼吸
風の呼吸
岩の呼吸
雷の呼吸
など、自然物と呼吸がセットになったものを唱えます。
蟲の呼吸、霞の呼吸、音の呼吸、恋の呼吸、蛇の呼吸など、派生してできた呼吸もありますね。
漫画の設定では、全ての呼吸は、始まりの『日の呼吸』から生まれたものとされています。
これらの自然物と呼吸という身体性がセットになったものが技になっている、というのが、幅広い年齢層のファンを獲得している要因になっていると思います。
しかも現在は、マスクで呼吸が思うようにできていない方がほとんどです。
深い呼吸への渇望は、どの世代にもあります。
産まれる時におぎゃあと息を吐いて、この世を去る時に引き取る息。
私たちは呼吸が命の源だと、身体で知っているのです。
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