新年あけましておめでとうございます。
皆さんはどんな年明けを過ごされていますか?
私は、年始に園でかるた大会がある息子と一緒に、上毛かるたを練習しました。
かるたに出てくる群馬のあちこちに、そういえばここは家族で行ったね、ここはこういう思い出があるね、などと話をするのも楽しいです。
上毛かるたは、群馬の名産、名所、特長などが描かれていますが、「ら」の札は「雷と空風(からっかぜ) 義理人情」です。
空っ風は冬の時期に吹く、乾燥した北からの強風ですが、今年は見事に、店の入口ドアのしめ飾りが空っ風に吹き飛ばされました。
気付いた時には跡形も無く… あのちょこっとだけ奮発したしめ飾りは、一体どこに行ってしまったのでしょうか。
さてさて、今日のブログの本題は、とある本のご紹介です。
ネドじゅんさん著『左脳さん、右脳さん。あなたにも体感できる意識変容の5ステップ』という本です。
こちらはKindle版(電子書籍)のみの出版なのですが、たまたまTwitterで知って、手に取ってみました。
多分、この世に住む多くの人が、常に頭の中にひとりごとの思考がぐるぐるしていて、それにより1日のスケジュールや、物事の善し悪し、行動基準を決めていると思います。
私も勿論その1人で、常に物事を先読みしなくちゃ、次はこうしなくちゃ、だって昔のあの時にこんな失敗したじゃない、あああ、思い出したら消えてしまいたい、などと、思考のぐるぐるに疲弊していた1人です。
その思考が、消える…だと…?!!
もしそうなれたら、
いわゆる「今、ここ」にフォーカスして生きれたら、ずいぶん楽だろうなぁと思った訳です。
(世間では、その状態をマインドフルネスと言うらしい。)
で、こちらの本の面白いところは、何か宗教的なものに属したり、厳しい修行や鍛錬を促したりするものではなく、私たちと同じ普通の生活をしている”オカン”が、試行錯誤を経てそこに辿りついた道のりを、とても簡単なやり方と言葉で教えてくれているところです。
著書の中にもありますが「思考を消して、自分という意識を変容したい、それを体感したい」というニッチな要求に応えてくれています。
思考、はつまりこの本でいうところの左脳さんの得意分野です。
過去、未来という時系列の概念や論理的思考が得意で、恥ずかしい、不安、といった感情を揺さぶり、思考する脳神経回路を強化しています。
反対に、常に「今、ここ」の意識で、言葉を使うのは苦手だけれど、ビジョンや直観を担当しているのは右脳さんです。
著書の方いわく、右脳さんは幼い自分の姿をしていて、頭にいるというよりは、お腹にいる、または全身の神経組織の意識に近いそうです。
(私は、これはいわゆるインナーチャイルドと呼ばれる存在に近いものかしら、と思いました。)
これら、左脳さんと右脳さんという機能意識の他に、意識の焦点(わたし)も存在します。
意識の焦点(わたし)は、あらゆる意識や命とつながっている1つの大きな命(ワンネスというらしい)とつながっています。
左脳さんの意識にフォーカスしてしまうと、その大きな命とわたしのつながりはちょきーんと切られてしまって、常に思考ぐるぐるで苦しい。
左脳さんの意識にフォーカスしないで、お腹の右脳さんの意識でいることができれば、大きな命とつながっていることが当たり前になるし、人や他のものからエネルギーを奪うことなく、大元のエネルギーが「やあ久しぶり」と自分の中に入ってくるのだそうです。
これを読んだ時は、なるほど~と思いました。
あと、巷でよく言われる「インナーチャイルドを癒す」とか「自分を癒す」なども、やろうやろうと意識して苦しくなる必要はないんじゃないかな、
だって大元の命とつながれれば、勝手に満たされてしまうものじゃないかしら、などと思いました。
ただ、当たり前ですが、この本を読んだだけで、簡単にその状態になれる訳ではありません。
その状態へ至るやり方として、思考が入らない呼吸法や、イメージトレーニング、練習が何個か載っています。
どれも難しいことはなく、気づいた時にできるものばかりです。
私も(今も)これを書きながら、この本の呼吸法を実践していますが、野口晴哉氏の「背骨で呼吸する」と近いものを感じます。
著書であるネドじゅんさんはnoteでも発信されていますね。
悟り、とかマインドフルネスなどを目指していた訳ではないのですが、たまたまTwitterで見つけたものから、長年支配されていた思考に左右されずに、自分を信じられる方法の手がかりを頂きました。
こちらを読んで下さっている皆さまにも、何かヒントになっていれば嬉しいです。
今年は自分の芯(真)の部分は削いで磨いていく一方で、享受できるものはどんどん享受しようと思っています 笑
どうか皆様にとっても、良い年になりますように。
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